結婚式に自分でDVDを制作する際に注意するべき3つのポイント!

2019年9月21日

結婚式に向けてプロフィールムービーや余興ムービーを自作する方は多くいらっしゃいます。ただ、当日DVDが再生できないなどのトラブルが発生しているのも事実です。

そのため結婚式場は、細かなルールを作ってトラブルが発生しないような体制を作っています。そのため、自作のDVDを挙式日の1週間前から2週間前までには提出が必要になります。

ご自身で問題なくDVDを焼くための方法を今回はご紹介します。

今までDVDを焼いたことが無い方にも、Windows、Macの両方のパソコンで使用できるおすすめソフトを紹介するのでお役に立てることでしょう。

また、今まで1500作品以上のDVDを制作してきたプロが結婚式で上映するDVDを制作する上での注意点もご案内します。

これから自作でムービーを制作する方は、トラブルなくスムーズにDVDを制作できるので必見な内容になっています。

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結婚式でよくあるDVDのトラブルを回避する方法

作成した動画を式場などのDVDプレイヤーで流せるようにする正しいDVDの焼き方についてご紹介していきます。

DVDが上手く流れない原因は、「動画データ」で焼いているから

そもそも、DVDプレイヤーなどで動画が上手く流せない原因の多くが「動画データ」のままでDVDに焼いているということです。

動画データとは、作成した動画を編集用ソフトで保存した時のデータ形式のことを指します。データ名の後ろに「◯◯◯.MP4」や「◯◯◯.MOV」「◯◯◯.MPEG」などの拡張子が付いて保存されているデータです。

このようなデータ形式でそのままDVDに焼いても、DVDプレイヤーでは流すことができないので注意してください。

DVDプレイヤーで再生用の形式になっていないことが問題です。専用のライティングソフトがありますので、書き出した動画データをそのソフトを使用して制作してください。

DVDの種類は【DVD-R】もしくは【DVD-RW】を選ぶといい

DVDの種類は、あまりご存知ないかもしれませんが多くの種類があります。その中でも、DVD-RかDVD-RWで焼くことをオススメします。

結婚式場からもDVD-RもしくはDVD-RWに焼いてくださいというルールを敷いているところが多くあります。

なぜなら、この2つがDVDプレイヤーで再生する際に一番失敗が少ないからです。上映出来ないだったり、上映の途中で止まってしまうことが少ないのです。

当社は、DVD-Rを使用してDVDを焼いています。

DVD-Rは、1度書き込んだらもう1度動画を書き込むことができない、使い切りのディスクになります。そのため、パソコンでDVDを焼きこむことに失敗した時のことを考えて、購入する際は5枚入りなどの複数あるものを購入した方が良いでしょう。1枚あたりは安いので予備を購入してください。

どういったDVDの種類に焼き付けるといいかは、念の為プランナーさんに確認をすることは必要です。DVDの制作の注意事項などを合わせて聞いてみてください。

メニュー画面はつけない方がいい

式場で流す余興ムービーには、メニュー画面はつけない方がいいでしょう。式場では、スタッフの方がDVDの再生を行います。メニュー画面があると、項目を間違えて選択してしまう可能性などが発生します。また、式場のスクリーンにメニュー項目が出てしまうので、メニュー画面は無い方が良いです。

プレゼント用のものにはメニュー画面をつけて、結婚式の当日の上映用にはメニュー画面をつけないことをオススメします。

プロフィールムービーとエンドロールムービーなど複数の動画を制作する場合は、それぞれ1つのDVDに1つの動画を焼くようにしましょう。

式場のスタッフの方もその方が上映がしやすいです。

DVDの盤面は何のDVDか分かるように

結婚式場ではCDを使って音楽を再生したり、自分たち以外にもDVDを制作するケースがあります。

DVDの盤面をみてどの映像か分かるようにしなければ、上映のスタッフさんがとり間違いをしてしまったり、DVDを入れ替えている際にどのDVDかわからなくなってしまう可能性があります。

当日、トラブルが無いようにできる限りのことをした方がいいので、DVDの盤面に何のDVDかが分かるように、タイトルや製作者の名前などをマジックペンなどで記載をしましょう。

結婚式で流す余興ムービーの動画編集で注意するポイント

結婚式で流す余興ムービですが、せっかく作ったのに画面が切れたり、サイズ感が違っていたら嫌ですよね。
余興ムービーの動画編集をする際には、いくつかの注意点を抑えて編集すれば綺麗にスクリーンに映し出されます。

ムービーの前後には無音の黒い画面を5秒ほど入れる

余興ムービーなどには、動画の最初と最後に5秒ほど間を入れるのがおすすめです。会場で余興ムービーを流す際に、いきなり動画が始まってしまうと動画の始まりなどを見落としてしまう可能性があります。

5秒間ほど余裕を持たせることで、会場の人、全員がきちんと始まりから見てくれるでしょう。

テロップの挿入は画面の80%以内に抑える

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挿入するテロップは、上記の画面80%以内「タイトルセーフティーゾーン」と呼ばれるエリアに収まるようにしましょう。
このエリアからはみ出してテロップを挿入してしまうと、スクリーンに映し出された際に、文字が切れる可能性が高まります。枠内にテロップを納めて、メッセージをきちんと伝えるようにしましょう。

余興ムービーのアスペクト比は【16:9】に設定する

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余興ムービーのアスペクト比(横幅と縦幅の比率)は、『16:9』がおすすめです。アスペクト比は、余興ムービーを映し出す媒体の横と縦の幅の比率のことを指します。

式場にあるスクリーンでは、4:3か16:9のアスペクト比に対応できる場合が多いです。余興ムービーを4:3で作成しても動画は綺麗に流れます。しかし、後日、新郎新婦が自宅のTVで見る際にアスペクト比が4:3だと、見にくくなる可能性が高いです。

現在、流通している多くのTVやPCはアスペクト比16:9なので、後から再生することを踏まえても「16:9」で作成するのがおすすめです。

こちらも担当のプランナーさんに確認をするようにしてましょう。

動画編集の縦横の比率について

動画編集の縦横の比率(アスペクト比)の操作方法は、動画編集ソフトによって設定方法が違ってきます。

・iMovie
基本的に自動で16:9で書き出される。

・フィモーラ
解像度を1280×720(HD)にすると16:9、1920×1080(Full-HD)も16:9のアスペクト比で書き出される。
アスペクト比が16:9になる解像度は以下のようなものがあります。他の動画編集ソフトでも参考にできるでしょう。
3840×2160(4K)
1920×1080(Full-HD)
1280×720(HD)

ムービーメーカー:プロジェクトメニュー内にある「ワイドスクリーン」を選択すると16:9のアスペクト比になります。

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動画データをDVDへ焼く方法

DVDを焼くオススメソフトは【Burn】

DVDへ余興ムービーを焼く際におすすめのソフトが「Burn」になります。Brunは無料で使用できるライティング(書き出し)ソフトです。

画面上に映像ファイルを挿入し、出力する形式を選んで空のディスクをPC内に入れると、ディスクの作成が可能になります。

読速度や書き出し速度が非常に早く、初心者でも扱いやすいためストレスなく操作することができるオススメのライティングソフトです。

MacとWindowsに両方対応しているのも魅力のひとつになります。


【出典:YouTube

Burnを使用して、DVDプレイヤーで再生できるDVDへの焼き方の動画です。
こちらの動画を参考に、DVDへの焼き方を解説していきましょう。

1,BurnをMacにダウンロードする

まずは、BurnをPC上にダウンロードしましょう。インストールできない場合は、セキュリティープライバシー設定にある「このまま開く」をクリックしてください。

ダウンロードリンク
https://sourceforge.net/projects/burn-osx/

2,立ち上げ、右上にあるコラムをDVDビデオにする

Burnを立ち上げ、画面上に出た画面の右上にあるコラムを変更します。コラムの形式を『DVD-Video』に変更してください。

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ドラッグ&ドロップ

コラムをDVD-Videoに変更したら、DVDへ焼き出したい余興ムービーの動画ファイルをドラッグ&ドロップして入れ込みます。

また、Burnでは余興ムービーの動画データがDVD用に最適化されていない場合、MPEGファイルにコンバートしてくれます。

画面上に「互換性のないファイル」と表示されるので「変換」ボタンを押すことでMPEGファイルに変換することが可能です。

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コンバート先をNTSCに設定する

動画を保存する先を設定し、動画を『NTSC』に設定しましょう。最初の「PAL」に設定さしたまま、DVDに焼いてもDVDプレイヤーでは映像が流れないので注意しておきましょう。

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DVDの名前を設定する

DVDの名前を入力してください。この際、拡張子は勝手に組み込まれるので、名前のみで問題ありません。DVDの名前を決めたら、レコーダーにDVDをセットし「ディスクの作成」をおしましょう。

結婚式に流す余興ムービーのよくある質問

結婚式に流す余興ムービーについて、よくある質問をまとめました。

著作権問題は大丈夫なのか

余興ムービーのなかに楽曲や写真などを盛り込む場合、著作権が発生します。「結婚式場」が公共の場となっており、大勢の人に前でその余興ムービーを流してしまうと私的利用ではないので、著作権違反となってしまいます。

ただ、これは著作権をもつ人物や企業が、申し立てをしない限りは罰則などは発生しません。実際に著作権違反となって罰則を払った事例なども少ないため、捕まる確率は極めて低いと言えるでしょう。

画質をよくできるのか

式場で実際に余興ムービーを流すと、PCや携帯で見ていたものよりも画質が悪くなる場合があります。原因としては、映し出すプロジェクター自体の解像度やDVDに落とし込むと画質が悪くなりやすいことが考えられるでしょう。

式場のDVDプレイヤーがブルーレイ対応であれば、DVDをブルーレイなどにして対策を行いましょう

時間はどのぐらい取れるのか

余興ムービーでたまにある失敗が、動画が長すぎる場合です。式のプログラムは決まっており、余興ムービーを流せる時間もある程度決まっています。

新郎側と新婦側で2組ぶん行うので、あまりに長い余興ムービーだと、プランナーさんから短くして欲しいと要望がでる可能性があるでしょう。

目安としては、最長でも10分以内で収まるように余興ムービーを作成してください。

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まとめ

余興ムービーの作成は、結婚式を盛り上げる大事なプログラムのひとつです。頑張って作った動画を再生できなかったなんてことが無いように、余裕を持って作成してください。

DVDへ焼いた後もDVDプレイヤーで映像が流れるか確認し、式場でも余興ムービーがきちんと流れるか確認するのがおすすめです。

記事を参考に、式場で綺麗に流れる余興ムービーを作成してくださいね。

動画の編集もDVDの焼き付けもプロに依頼するのも一つの手段

今回、余興ムービーをDVDに焼く際の注意点をお伝えしてきましたが、、、、
正直、「動画編集の初心者には難しい・・・」というお声も上がってきそうです。。。。

大切な友人や同僚の一生に一度の晴れ姿だから、より良いものを贈りたい気持ちは分かります。

結婚式の余興ムービーが一人あたり5,000円以下でも製作できるので、プロに余興の動画編集の代行をするのもおすすめです。プロであれば、DVDの画面サイズ(アスペクト比)やテロップの位置などしっかりと制作をしていただけるので安心です。

せっかく、頑張って作ったのに、余興ムービーが流れないという悲劇を避けることができます。

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