《結婚式の招待状の正しい返信の仕方》マナー違反にならないための3つのポイント

2021年9月6日

結婚式の招待状を受け取ったあなた!返信ハガキの書き方には、細かなマナーがあるのをご存知ですか?

「え?そんなことまで気にしないといけないの?!」
きっとそう思ってしまうようなマナーが、実はあるんです。招待状の返信ハガキには、「出席」や「欠席」に○や×を、そして自分の住所や名前を書くだけではありません。

そこで今回は、結婚式の招待状の返信ハガキの書き方について、元プランナーの筆者が『正しい返信ハガキの書き方』を徹底解説します!

【招待状返信のマナー】返信期日を守る!

結婚式の招待状が手元に届いたら、返信する目安は1週間以内がマナー。
と言うと「だけど招待状には“返信期日 ○月○日まで”って、書いてますよね?」と思う方もおられるかもしれませんね。

確かに、返信期限は指定の日程まで。
けれど、招待状を出した新郎新婦おふたりは「あの子、来てくれるかな?」とドキドキと待たれていることでしょう。なのに、いつまでも返事がこないと、期限内だからといって「なかなか返信ハガキが来ないのは……、仕事が忙しい?結婚式に来たくない?」など余計な心配をかけてしまうことにも……。

●●ワンポイントアドバイス●●
どうしても仕事の都合などで、返事が遅くなる場合には電話で「ごめん!仕事の都合で予定が期限ギリギリにならないとわからないかも!」と一言連絡を入れてあげると丁寧です。

できるだけ、早めに返信ハガキを送ってあげた方が、新郎新婦おふたりも引き出物の手配や、席次など様々な準備が助かる!というメリットもあります。

“二人の門出だから!もちろん出席!”そんな気持ちを込めて、返信ハガキの投函は、招待状が手元に届いてから早い段階で送るようにしましょう。

気をつけて!欠席の場合は……

ちなみに欠席の場合には、早々に連絡することは避けるようにします。
結婚式の招待状が送られてきているということは、事前に「○月○日に、結婚式するんだけどきてくれる?」と確認の連絡があったはず。

なのに、招待状を送った途端「欠席」のお返事では、新郎新婦おふたりもガッカリ……。
様々な事情から、一旦は出席の返事をしたものの、結局欠席になってしまうことは仕方ありません。

少し時間を置いてから、返信ハガキを送る前に電話で謝罪の連絡をした上で、返信ハガキを投函するようにします。

【招待状に文字を書くときのマナー】ボールペンでもOKだけれど……

返信ハガキを書くときには、万年筆や毛筆で書くのがマナーと、されています。
ですが、普段使いなれない万年筆や毛筆で書くことに抵抗がある人も多いですよね。

その場合は、ボールペンでもOK。
だけど、ここで注意しておきたいのがインクの色。しっかりと濃い黒で書くのがマナーです。
ぐれーがかったインクは、慶事とは反対の弔事の意味合いになってしまいます。

また黒以外もマナー違反とされているので、注意しておきましょう。

●●ワンポイントアドバイス●●
ただ最近は、返信ハガキに様々なイラストや装飾をする『返信アート』が話題に♪
書き方のマナーを守った上で、カラフルな返信ハガキを送るのがトレンドにもなっています!
招待状を送る相手が、上司や恩師など目上の方だと避けるべきですが、お友達なら返信アートはアリ!返信アートを楽しむのであれば、新郎新婦へのお祝いの気持ちも込めて徹底的にアート作品としてこだわちゃってください!

裏面を書く時の3つのマナー

次は、「出席・欠席」や住所、名前を記載する裏面を書く際のマナーをご紹介しましょう。

心がけておいて欲しいマナーのポイントは3つあります!

1・欠席・出席の書き方

結婚式 招待状 返信

【出典:DATAHOUSE

招待状の返信ハガキには、必ず上記写真のように「ご出席」「ご欠席」いずれかに○を記すように印刷されています。

この際、出席するのであれば「ご出席」全体を○で囲ってしまうのはマナーとしてNG。
出席の返信をするのなら、以下の手順で記載するようにしましょう。

  1. 定規を準備する
  2. 「ご出席」の「ご」を定規を使って二重線で消す
  3. 「出席」だけを○で囲む
  4. 「ご欠席」の3文字は、また定規を使って二重線で消す

2・ひとこと添えて

「出席」に○印をつけたら、その近くに……

  • 「慶んで“出席(○で囲った)”させていただきます」
  • 「この度はおめでとうございます ○○ちゃんのドレス姿楽しみにしてます」

などと、一言添えてあげましょう。

メッセージを記載する欄がある場合には、「出席」のところには「慶んで(出席)させていただきます」のみを記載し、メッセージ欄に改めてお二人宛のコメントを記載するようにします。

3・句読点を使ってしまうと……!

ただし、メッセージを記載するときに大切な注意点があります!それは、絶対に「、」や「。」と言った句読点は使用しないこと!

句読点は「途切れる」「終わる」との意味があるので、結婚式に関わるものすべてに使用しません。

よく見てみると、招待状の文面にも句読点は使用されていないはず!
せっかくメッセージを添えても、句読点を使ってしまってはとても印象を悪くしてしまうので注意しましょう。

表面の宛名のマナー

返信ハガキの宛名欄には、主催者である新郎新婦いずれかの住所と名前が記されています。その際「○○ ○○(名前)行」と名前の後に「行」となっているのが一般的。

この「行」を、先ほど使った定規で二重線を引き訂正します。
そして「様」に書き直しを。

もう少し丁寧な書き直しをする場合には、二重線ではなく「行」の上から「寿」と記すことも◎

まとめ

結婚式招待状の返信ハガキの書き方についてご紹介させていただきました。

招待状が手元に届いたら、返信期日関係なくできるだけ早い段階で返信ハガキを投函!
その際には、書き方のマナーもしっかり心得ておきましょう。「出席・欠席」のしるし方、句読点を使わないメッセージを記載するなど、返信ハガキにはかなり細かなマナーがたくさんあります。

大切な人の一生に一回の結婚式。
気持ちよく受け取ってもらえるように、正しいマナーを知って間違いのない返信ハガキを送りましょう。