『結婚式余興カンペキマニュアル』失敗しないための準備から当日までの流れ

2016年5月10日

「余興を頼まれたのはいいけれど、何を?どうやって作れば良いの?」
と困った経験はありませんか?

そんな方のために、今回は「結婚式の余興の作り方」をご紹介します。

結婚式の余興マナーをはじめ、結婚式当日を迎えるまでの段取りを徹底解説しています。困ったときは、この流れで余興を考えてみてください。

STEP1「余興のマナーを知る」

余興のマナー
余興は結婚式を盛り上げるためにも重要な役割をします。
ですが新郎新婦さまやゲストの皆さまを喜ばせるためには「 何をやっても良い!」ということではありません。

結婚式の余興にはマナーがあるのをご存知ですか?
「余興は何をしよう?」と考える前に、余興をするときのマナーを知っておきましょう!

余興の所要時間を確認

結婚式の進行の中には、沢山の演出や余興が組み込まれ、分単位で設定されています。
その中で、自分たちに与えられている余興の所要時間を確認しましょう。

一般的には、余興に割り振られる時間は5~10分程度です。

下ネタは避ける

結婚式の余興に下ネタは厳禁!

「意外とウケる…」
とはいえ、ここは結婚式の場。ゲストの中には、年配の方や小さなお子さまもいらっしゃいます。
それに会社の上司や恩師などさまざまなご関係のゲストも出席されていますよね。

ゲストの皆さまが見て戸惑ってしまうような下ネタの余興はNG。
そのほか 新郎新婦の過去の異性関係を示唆するような内容も避けるようにしましょう。

身内ウケにならないように

結婚式の余興を考えるときには、その場にいるゲストみんなが分かるような内容にすることが鉄則です。

そのため身内にしかわからないような身内ネタは避けるようにします。
確かに身内ネタはわかる人には、面白おかしく盛り上がるかもしれません。けれど身内以外のゲストの心証はどうでしょう。

新郎新婦席からは、ゲストの表情がよく見渡せます。
笑っているゲストと、無表情なゲストの顔を見る新郎新婦さまの気持ちを考えると……。

結婚式には自分たちの関係者だけではなく、幅広い関係のゲストが出席されます。
ゲスト皆が笑って楽しめるように、自分たちの関係者しかわからないような内容は避けましょう。

そのほか結婚式で避けるべき余興について、こちらの記事で詳しく解説しています。

『結婚式でドン引きされる余興ワースト3』

STEP2「余興の内容を決める」

結婚式 余興 内容を考える

余興のマナーを心得たら、次は余興の内容を決めていきます。

結婚式の余興といえば、人気が高いのは

  • ダンス
  • 余興ムービー
  • パフォーマンス

ですね。
それぞれのジャンル別に、注意点や確認事項などを解説します。

結婚式の余興 その1・『歌』

結婚式 余興 歌
余興の定番中の定番といえば、歌ですね。

では結婚式の余興で歌を歌うときの注意点や確認事項をご紹介します。

歌はかぶってない?

結婚式では「もう一度」「再び」など同じことを繰り返す行為はNG。
「もう一度結婚(再婚)」をイメージさせてしまうからです。

そのために結婚式で既に新郎新婦さまが使用を予定している曲は避けるようにします。
歌いたい曲があれば、まずは新郎新婦さまもしくは式場に確認するようにしましょう。

マイクの本数は足りてる?

通常2~3本であれば、準備している式場はほとんど。
しかしそれ以上となると対応できない式場があったり、事前に手配が必要だったりする場合があります。

また合わせてスタンドマイクの有無も確認を!

式場が対応できない本数でも、事前に伝えておけば準備してくれる式場もあります。

余興する人数が決まったら、式場へ

  • マイクの本数
  • マイクスタンドの使用有無

を確認しておくと結婚式当日スムーズに準備ができますよ。

結婚式の余興 その2・『ダンス』

結婚式 余興 ダンス

会場全体を大いに盛り上げるなら、ダンスもおすすめ!
けれどスペースや着替え場所など、本番を迎えるためには何かと事前確認が必要です。

ダンスを踊るスペースは充分にある?

「結婚式場だから」と必ずしもダンスを踊るスペースが十分に確保されているワケではありません。

むしろゲストの人数次第では、会場の端々に渡るまでビッシリとテーブルが並べられていることも。

せっかく頑張ってダンスの練習をしても結婚式の日、会場に到着してはじめて
「踊るスペースがない!」
となってしまっては、これまでの練習も水の泡……。

必ず事前に踊るスペースがあるか確認しておきましょう。

着替えるスペースはある?

衣装に着替えて余興のダンスをする場合には、更衣室があるのかも事前にチェック!

  • レストランは、本来は式場として作られた建物ではないので、個室の数が少なく更衣室として使える部屋がないかも
  • ゲストハウスは、更衣室はあっても時間帯によっては使えないことも
  • 更衣室が事前に予約制になっていて、有料になっている式場も

式場によって更衣室の有無や使い方はさまざま。

結婚式の余興で更衣室を使う予定があるなら、事前に式場に問い合わせるようにしましょう!

着替えるタイミングはいつ?

余興前に着替える必要があるのなら、自分の出番が何時ごろなのかも事前に確認を!

更衣室の場所は、披露宴会場のすぐ近くにあるとは限りません。
フロアが違うことも多く、移動に時間が取られてしまうかも……。加えて着替える所要時間も考慮して、

  1. 余興の出番は何時ごろなのか
  2. 更衣室までの移動と着替える所要時間
  3. 余興後の着替える時間

この3つは事前に確認しておきましょう。

とくに余興が披露宴の後半にある場合には、
「余興が終わって着替えに言ってる間に、披露宴がおひらきになってた」
ということもあり得てしまうので注意しましょう。

結婚式の余興 その3・『余興ムービー』

結婚式 余興 ムービー

事前に作っておくことが出来る余興ムービーは、結婚式本番で失敗する心配もなく、当日緊張する心配もないので、とても人気の高い余興です。

では結婚式の余興で、余興ムービーをする場合にはどのようなことに注意しておけば良いのでしょうか?

「余興ムービーをしたいけど、どんな内容にするか迷う」
そんな方はこちらの記事をチェック!おすすめの余興ネタや、余興ムービーを作るときのポイントをまとめてみました。

『結婚式の余興ムービーのおすすめネタ10選!面白い・感動・おしゃれなアイデアを紹介!』

試写は必須!

手作りした余興ムービーは、結婚式当日に初めて流すのではなく、必ず事前に会場に出向き試写をするようにしましょう。

なぜなら
「会場の機材では読み込まなかった!」
という余興ムービーの失敗例がとても多くあるからです。

たくさんの人からメッセージをもらったり、撮影や編集など頑張って作った余興ムービーです。
結婚式当日になって「流れない!」とう事態に陥ってしまわないように、本番には万全の状態で臨むべく、試写をするようにしましょう。

プロジェクターの使用料は必要?

式場で余興ムービーを流す場合には、プロジェクター使用料が必要になることがあります。

使用料は式場によって、また会場の大きさによっても異なります。ただし新郎新婦さまが他にもプロジェクターを使用する予定がある場合には、余興担当のゲストが支払う必要はありません。

使用料が必要になるかも事前に確認しておくと安心ですね。

結婚式の余興 その4・『パフォーマンス』

結婚式 余興 生演奏

結婚式の余興で、楽器の生演奏やマジックショーなど小物や楽器を使ったパフォーマンスを披露する場合の注意点はこちらです!

そもそも演奏しても大丈夫?

一日に何件も結婚式を受けている式場の中には、使用している会場の隣で同時進行で披露宴が行われている場合もあり、生演奏を禁止している式場があります。

また音の大きさの観点から、楽器によってOKやNGの判断が分かれていることも。

結婚式の余興で生演奏を予定している場合には、まずそもそも生演奏をしても良いのかを確認するようにしましょう。

こちらの記事では生演奏の余興に関する詳しい段取りを解説しています。

『【結婚式で生演奏】練習のコツと本番までの段取りを解説!』

パフォーマンスするスペースはある?

こちらもダンスの余興と同じで、事前にスペースの確認は必須!

また電源を使うパフォーマンスなら、コンセントの場所や数の確認も必要ですね。

パフォーマンスで使うアイテムの持込はいつ?

楽器など大きな機材の持込は、結婚式当日になると大変です。そのため式場に事前に確認をし、可能であれば結婚式よりも前に持ち込めると、結婚式当日バタバタせずに済みますね。

ただし式場によっては「保管場所がない」などの理由により、事前に持込できないこともあります。

その場合は、結婚式当日何時ごろ持込したらよいのかなども確認するようにしましょう。

STEP3「本番までにしておくこと〜本番の流れ」

結婚式 本番 段取り

ここでは結婚式で余興をする場合の、当日の段取りをご紹介します。

担当者との連絡方法

結婚式の余興内容が、新郎新婦さまにサプライズの場合は、式場の担当者と直接連絡を取り合った方が安心ですね。

担当者への連絡は式場に連絡をし『結婚式の日取り』『新郎新婦名』の2つを伝えれば担当者につなげてもらうことができます。

余興のリハーサルは必要?

結婚式本番に備えてリハーサルをしておきたい場合には、事前に担当者に連絡を入れてみましょう。

式場によっては、事前に披露宴会場を下見させてくれたり、実際にスペースを確保して本番のようなリハーサルをさせてくれるところもあります。

司会者を含めたリハーサルがおすすめ!

時間が可能であれば、結婚式当日に司会者や音響スタッフも交えたリハーサルをするようにしましょう。

司会者や音響スタッフとは、本番さながらの流れをチェック。
余興を担当する人の呼び出しの仕方から、音を出すタイミングなど余興に関する詳細な確認作業ができます。

また余興の台本を作っている場合には、コピーを司会者に渡しておきましょう。
本番中、台本通りに進んでいない何等かのトラブルがあっても司会者がフォローを入れてくれるので安心ですよ!

まとめ

結婚式を盛り上げるためにも、余興は欠かせない演出です。

けれど結婚式は新郎新婦さまにとって一生に一回の晴れ舞台。
だから失敗するワケにもいかず、それが余興をする側にとってはプレッシャーにもなりますよね……。

そのプレッシャーをはねのけるためにも、事前準備はぬかりなく進めることが大切です。
結婚式の余興に関するマナーを踏まえた上で、会場にいるゲストみんなが楽しめるような余興を考えましょう。
また結婚式本番に向けて、リハーサルや試写なども必須。

大切な友達の結婚式を、盛り上げるべく余興準備を頑張ってあげてください!