簡単に作れる余興ムービーは何がある?オススメ企画3選と余興ムービー作りの注意点

2017年11月7日

友人の結婚式で余興を頼まれた際に、おすすめなのが余興ムービーです。事前に動画データを式場に渡しておけば、あとは会場でムービーを流すだけなので、本番当日にリラックスして過ごすことができますよ。

今回は、初心者の方でも簡単に作れる結婚式の余興ムービーのおすすめ企画を3つご紹介します。また、動画に使用する素材によっては著作権を侵害してしまい、せっかく作った動画が式場で流せない場合があるので注意しなければなりません。この記事では、著作権など企画段階で知っておきたい注意点も併せて解説します。

難しい編集は不要!写真や動画を繋げて簡単に作れるおすすめ余興ムービーとは?

余興ムービー

余興ムービーのメリットは、出演者に写真や動画を送って貰えば、比較的短い期間で作成できる点にあります。今の時代なら、スマートフォンで簡単に写真や動画を撮影して相手に送ることができるので、二週間ほどあれば十分素材を集められるでしょう。

また、編集に関しても、単純に写真や動画を繋げるだけならWindowsに標準搭載されているMovie Makerなどの無料動画編集ソフトを使うことで簡単に余興ムービーが作れますよ。
まずは、新郎新婦には内容を伝えずに余興ムービーを作りたい人向けに、友人や親族だけで簡単に作れる余興ムービー企画を3つご紹介します。

初心者向け!一番簡単に作れるのは、写真を使ったフォトムービー

初心者の方でも無理なく編集できる余興ムービーは、写真とメッセージ文章を組み合わせたフォトムービーです。新郎新婦の親族や友達に事情を説明して、動画に使用したい写真をカメラで撮影して送って貰えば、簡単に沢山の素材を集めることができるので、急いで動画を準備しなければならない方にもおすすめです。

上記の例は、新婦の親友たちが作成した動画です。前半は大橋卓弥(スキマスイッチ)の『ありがとう』という曲に合わせて、新婦の幼少期から現在に至るまでの写真を繋げてメッセージを入れています。写真一枚ずつにメッセージを入れてあるので、友人たちの想いが伝わって感動的な内容になっていますね。

また、この動画の後半がメッセージムービー(ビデオレター)になっているので、尺が長くても飽きずに見ることができます。準備期間に余裕があり、尺が長い動画を用意する必要があれば、写真だけではなくメッセージムービーも組み合わせると良いでしょう。

【フォトムービーのポイント】

・フォトムービーを作る際には、最初に構成をよく練っておくことが肝心です。写真を一旦集めてから構成を考えて編集すると、素材不足になってしまうこともあります。

新郎新婦の親族や友人に対しても、「こういう構成・内容の動画を作りたいので、新郎新婦が○才頃に×と写っている写真を×枚ください。」と具体的に指示することで相手側も写真選定に困りませんし、制作者側も期待通りの写真を手にいれることができますよ。

くれぐれも、漠然としたイメージだけで写真を集め始めないよう注意しましょう。余興ムービーの構成の作り方について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

フォトムービーの制作の進め方や動画の制作を業者に依頼して、簡単に余興ムービーを制作する方法を紹介しています。
>>余興ムービーのネタが無い方におすすめ!写真だけで作れる感動のフォトムービー<<

メッセージムービーの定番!スケッチブックリレー

結婚式の余興ムービーで根強い人気のあるスケッチブックリレー。新郎新婦の友人やお世話になった方に、スケッチブックにメッセージを書いてもらいましょう。動画で登場したスケッチブックは撮影後に回収して、式当日に動画とともに新郎新婦に渡せば、素敵なプレゼントになりますよ。

この動画では、元ラガーマンだった新郎に向けて、友人たちがスケッチブックリレーを行っています。スケッチブックの他にも、新郎にゆかりのあるラグビーのボールを次の人にパスすることで、リレー感をしっかり演出できていますね。撮影時間を合わせられる友人同士は、集合して一緒に撮影しているので、より賑やかな雰囲気の動画に仕上がっています。

スケッチブックリレーに関しては、様々な企画のバリエーションがあるので、こちらの記事も参考にしてください。

また、スケッチブックではなく、他のリレームービーの企画についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

【スケッチブックリレーのポイント】

結婚式当日に参加できない人や、学生時代の恩師といったサプライズゲストからのメッセージを入れると新郎新婦に喜ばれるでしょう。

・一人あたりの尺が長くなって間延びしないよう、依頼する際には「○○秒以内で撮影してください。」と時間を区切るように注意しましょう。ただし、尺が短すぎると「ご結婚おめでとうございます!」という一言だけになってしまいがちなので、それ以外にひと言添えるメッセージのテーマも併せて依頼するとなお良いでしょう。

・スケッチブックをどのように次の出演者にパスするかという演出を含めて、構成をよく考えてから撮影を依頼しましょう。

新郎新婦に協力してもらうのが、動画を簡単に作る近道

友人や親族からメッセージ動画や写真を送ってもらって編集するには、素材を集めるだけで二週間程度は時間がかかってしまいます。また、新郎新婦の親族へのコンタクト方法が分からない場合には、さらに労力と時間がかかってしまうことは避けられません。

しかし、新郎新婦のどちらかに協力してもらうことで、簡単にサプライズムービーを作ることができます。例えば、新郎新婦の思い出の地を巡る「愛を込めて花束」のほか、相手へのメッセージを話してもらうだけで見応えのある動画を作ることができますよ。もし新郎新婦が結婚式当日にサプライズを検討しているようなら、協力して余興ムービーを作るのも良いでしょう。

この時計サプライズ動画は、サプライズが苦手な新郎が新婦のためにサプライズに初挑戦した企画です。動画の中では、新郎がオリジナルの時計を作った後に、新郎の新婦に対するメッセージや、プレゼントに込められた想いを語っていますね。

そして動画で想いを語った後のラストシーンでは、式本番にサプライズでプレゼントを渡すために準備している新郎の後ろ姿が映し出されています。撮影班曰く、実際に式当日では、完成動画上映後に新郎が作った時計をプレゼントし、新婦は感動のあまり号泣していたそうですよ。

サプライズムービーは、動画の内容と式当日の演出を上手く組み合わせることで、感動する展開へと発展させられるのでおすすめです。なお、上記の動画の場合、実際に撮影にかかった時間は1日程度です。出演者本人と制作側とで、完成イメージのすり合わせを事前にしっかり行っておけば、短い撮影時間でもスムーズに撮影することができますよ。

【サプライズムービーのポイント】

・企画段階では、撮影前の本人へのヒアリングが肝心です。撮影場所や、インタビュー・ナレーションの内容など、サプライズを受ける相手が喜びそうなものを聞き出して動画に盛り込みましょう。

・単独インタビューが入る企画だと、いざカメラを向けられると本人が緊張して上手く話せないことや、動きが不自然になることがあります。本人の自然体な姿を映すために、なるべく視線にカメラが入らないように配置を調整したり、質問内容を変更するなど臨機応変に対応するのが大切です。

・どこかの会場を撮影場所に使用する際には、事前に撮影許可を貰いましょう。

企画段階で、著作権・肖像権について式場やプランナーに確認しよう!

余興 著作権

余興ムービーを作る際には、著作権(複製権)や肖像権に抵触していないか企画段階で注意するようにしましょう。著作権や肖像権に抵触している自作ムービーの場合、式場から流すのを断られる場合もあります。

具体的には、既存の映画作品のワンシーンやCMなどの映像に、架空の字幕やアフレコを付けるのは肖像権侵害にあたります。映画やCMに架空の字幕を付ける動画は簡単に作れますが、肖像権の問題上おすすめできません。噓の字幕やアフレコを映像に付けるのは、結婚式場に断られる可能性が高いので避けましょう。

また、利用する音源が著作権(複製権)の侵害にあたる場合もあります。複製権とは著作権の一種で、アーティストやレコード会社がCDなどの媒体に楽曲を複製する権利を指します。

CDを個人的に使用する分には問題ありませんが、結婚式という大勢の人が集まる場所において流すと、”個人”の範疇を超えているため営利目的の違法な複製であると見なされます。(なお、CD原盤から音楽を直接流せば複製権に抵触しません。)しかし、音楽と映像とのタイミングを合わせたい場合には、音声データも含めた動画を作りたいですよね。実際には、楽曲の著作権や複製権に関するNGラインについては式場やプランナーによって判断がまちまちなので、企画段階で結婚式場やプランナーに確認してからムービー作成を始めましょう。

動画編集は少し自信がない方におすすめ

簡単に作れる余興ムービーとして、①フォトムービー②スケッチブックリレー③新郎新婦のサプライズムービーの3種類をご紹介しました。
また、余興ムービーを作る際には、まず企画段階で著作権(複製権)や肖像権の侵害にならないか確認してから作成を開始することが肝心です。

でも、忙しくて素材は集めるだけで手いっぱいになりそう!、動画編集はやったことがないから少しハードルが高いなっ思ってしまう、撮影・編集ともにクオリティの高いムービーを作りたい方は、プロである余興ムービー制作会社に依頼するのが良いでしょう。

予算も3万円〜10万円です。今回のような簡単に編集できる内容であれば比較的安価で対応してくれることでしょう。余興を一緒にやる友人で割り勘にすれば、お一人5,000円以内に収まるでしょう!

おすすめの制作会社さん
(修正は何度でも無料で対応してくれて、口コミの評判もGoodです)

プロに依頼するメリット

ムービーの企画・編集について相談できるのはもちろんのこと、著作権や肖像権といった法的な面についても数々の余興ムービーを作ってきた知見とノウハウがあるので、どんなムービーだったら問題なく式場で流せるのかを熟知しています。

また、余興ムービーはDVDに焼いて式場で再生チェックが必要になります。その際もプロであればどういった仕様で焼く必要があるかを伝えれば、対応してもらえます。

自分で動画の編集は、心配という方は一度相談するのをおすすめします。相談は無料で行えるので、まずはどんな感じで依頼ができて、予算はどのくらいか?ということを聞いておけば、友人との打ち合わせでプロに依頼するか具体的に話し合うことができますよね。