メッセージの内容次第で感動系も面白系もできる結婚式の余興!メッセージムービー編(プロが解説)
2019年4月19日
結婚式のメッセージムービーと聞くと、ただメッセージを集めて流していくだけというようなイメージを持たれがちです。しかし、メッセージムービーは、伝える内容を工夫するだけで、新郎新婦を感動させたり、ゲストや会場を明るく盛り上げたりすることもできます。
毎年、余興ムービーを300本以上制作する中で、新郎新婦さんに普段伝えられない想いを伝えれ、かつ制作が比較的簡単なのでメッセージムービーを余興で行うことを私たちはおすすめしています。
メッセージの内容次第では、どんな凝った映像よりも結婚式の余興映像して相応しいものになります。おすすめのメッセージムービーの紹介と制作された動画の良いポイントをプロ目線で解説をしていきます。
感動をよぶメッセージムービーの作り方、ポイント
今まで制作をしてきたメッセージムービーで選りすぐりのメッセージムービーの紹介をさせて頂きます。制作する上でのポイント、コツや難易度についてもお伝えするので、制作する際の参考にしてください。
人気テレビ番組風の構成で、新郎に伝えたい想いメッセージムービーで届ける!
テレビ番組another sky(アナザースカイ)風に映像を構成したメッセージムービーです。新郎と友人の母校の小学校へ訪れて、新郎との思い出や面白いエピソードを友人一人一人が語ります。男同士だとなかなか照れ臭くて、普段伝えられない想っていることを、インタビュー形式に伝えていきます。
この動画のポイント
・人気テレビ番組だからゲストや新郎が観たいって気持ちにさせている
スタートのタイトルをみて、ゲストや新郎新婦はあの番組というのがイメージしやすく、普通の余興ムービーとは違うという期待感が生まれます。そして、エンディングではお決まりの「アナザースカイ」とコールをして締めるまでの構成が観る方たちがイメージしやすく、動画を観たいなって気持ちにさせてくれます。
テレビ番組だったらどの番組でもいいというわけではありません。比較的多くの方が知っている、一度は見たことがあるものを選びましょう。
・メッセージの中に友人しか知り得ないエピーソードが入っている
友人しか知り得ない新郎のエピソードが盛りだくさんの動画になっています。新婦側のゲストや家族は新郎がどういった人かということはまだあまり知らない部分もあるので新郎の人柄をメッセージムービーで伝えられているのは非常にいいですね。結婚生活がスタートして交流する際もどういった人かを知っていた方が会話も弾むでしょう。そういった点でこのムービーは新郎の人となりを伝えているという点が優れています。
・普段伝えられない想いを伝えている
新郎さんに普段は伝えられていない気持ちを当時のエピソード共に「尊敬の念」や「頼りにしている」ということを伝えています。それを聞いた新郎は嬉しくて感動するでしょう。なぜなら、友人からどう思われれているかを聞く機会というのはほとんど無いからです。特に男性同士で面と向かって話をすることは少ないので、想っていることを伝えられるのは嬉しいのです。
・お笑いもあるから観ていて飽きない
動画が新郎へのエピソード共に普段想っていることを伝えるムービーでは、少し飽き飽きしてしまいます。いい動画ですがずっと、熱いメッセージばかりでは観る方も疲れてしまいます。ほどよく笑いを誘うエピソードもありながら、熱い思いも伝えているバランスが良いです。
・懐かしの場所で撮影を行なっている
新郎と友人の母校にいってロケをしています。懐かしの場所で撮影をすることで昔を懐かしめるでしょう。昔を思い出しながらメッセージムービーを受け取ることができるのは、感動しやすいポイントの一つでもあります。
動画制作の難易度
この動画を制作する上で難しい点は以下が挙げられます。
・学校への撮影許可
学校への撮影許可を得ることです。
・メンバーのスケジュールを調整
撮影時間はだいたい3、4時間程度ですが撮影のスケジュールに合わせて余興のメンバーのスケジュールを合わせることです。
・ビデオカメラの準備
今回のように歩きながらの撮影などがある場合はスマホよりもビデオカメラの方がおすすめです。ビデオカメラには手ブレ補正機能もあるので手ブレを防ぐことができて、映像が観やすくなります。また、マイクの機能もビデオカメラの方が高いのでビデオカメラでの撮影をおすすめします。
スマホでしか撮影できない場合・・・
ただ、スマホでもできないことは無いので、手ブレを防ぐために摺り足で、脇を閉じて撮影するなど工夫をすれば大丈夫です。音声の収録も風の強い日や周りの声が無い時に撮影するなどタイミングを見計らえば音声の問題もクリアできます。
・動画の編集
動画の編集が初めての方には少しハードルが高いものとなります。今まで動画編集を行なった経験がある方であれば頑張れば可能だと思います。
具体的に以下のようなスキルが必要になります。
・動画の不要部分をカットする
撮影した動画の前後をカットしたら、間の不要なコメントをカットする
・オープニングのタイトルの作成
文字のフォントを雰囲気にあうものを持っているか?有償のものもあるのでここまでこだわって作る場合はフォントもこだわった方がテレビ番組風に制作はできると思います。
・BGMや撮影したメッセージのボリュームの調整
音声の調整が一番大事で見る側が聞き取りやすいバランスにすることが大切です。
・動画データをDVDに焼く
編集したデータを動画データに書き出しをしてDVDに書く作業が発生します。無料のソフトだけでは難しいケースもあるので意外と最後のDVDに焼くという工程ができないケースもあるので注意してください。
会場に笑いを呼ぶメッセージムービーのポイント、作り方
余興で会場を盛り上げるには、面白くすることが重要になります。 例えば普段は真面目なイメージの上司が、冗談を交えたり、お茶目なメッセージを送ったりすることで、ギャップの違いを見せることによって、面白い動画にすることができます。このように小ネタを挟んでゲストを楽しませたり、会場を夢中にさせたりするようなストーリーを作ることを意識して、制作していきましょう。ここからは、おもしろメッセージムービーの作品と、制作のポイントを紹介していきます。
有名人や映画の名シーンにアテレコ! パロディメッセージムービー
映画のワンシーンや有名人がインタビューを受けている音声の代わりに、アテレコした声を入れて結婚を祝福するムービーです。登場人物が多ければ色々な人にアテレコしてもらうことができます。顔を出すのが恥ずかしくて参加できないという人でも、声だけの出演なので誘いやすいのではないでしょうか。身振り手振りでしゃべっている映像を使って、人気のギャグを言わせてみたり、結婚式定番の三つの袋の話を、冗談を交えながら言っているように見せたりと、この作品のように動きにあった台詞をうまく当てはめることが、笑いを取るコツです。できるだけ映像とセリフが、ちぐはぐにならないように注意しましょう。
【出典:YouTube】
笑いも感動も入れやすいインタビューリレー動画
ニュースキャスターになりきって、新郎新婦にゆかりのある人たちにインタビュー形式で、メッセージをもらっていくリレー動画です。メッセージに対する感想や、ツッコミを淡々とキャスターが行っていく姿が笑いを誘います。もし、キャスター役がいなくても、インタビュー風に撮影して、真面目な話の中に、おもしろエピソードなどをバランス良く入れて、クスッと笑いながらも感動できる、そんな作品にすることもできます。しかし、なんでもかんでも突っ込んでしまうと飽きられてしまったり、インタビュー形式の真面目な雰囲気が壊れすぎてしまったりするので、笑いの塩梅が難しい、少しテクニカルな作品でもあります。
【出典:YouTube】
まとめ
結婚式の余興を盛り上げてくれるムービーの参考として、ネットでも注目度が高い優れたムービー動画をいくつかご紹介しました。どんなジャンルの作品が自分には合っているのか、それぞれの作品の感動ポイントや、おもしろポイントをふまえて、オリジナルの熱い思いのこもったムービー制作にしてみませんか。
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